Vladimir #Putin plays grand piano at Chinese leader’s residence https://t.co/JGcA19PcQA pic.twitter.com/1RNbsFwvwU
— Sputnik (@SputnikInt) 2017年5月14日
あるサイトを読むと北朝鮮はロシアの傀儡であるというような説明がありますね。今回ロシアについてまとめて初めてその記事を読みました。
今までは、どちらかというと中国にしか視線が行っていなかったので、ロシアには目が行っていなかったのです。
ロシアと北朝鮮は親子の関係、中国と北朝鮮は兄弟の関係
ビジネスジャーナルによると、
ロシアと北朝鮮の関係は親子、中国と北朝鮮の兄弟です。しかも、金正日は死ぬ直前ロシアのプーチンに会って、北朝鮮の債務について90%を帳消しにするように交渉をしたとされます。そして、その見返りにロシアはウランをもらうという密約をしたと言います。
それが本当だとすると中国に北朝鮮を制御出来ようはずもありません。
スポンサードリンク
北朝鮮とロシアの関係について
北朝鮮は、金正日政権の時は明らかに中国よりの政府でした。ところが、張成沢が失脚し処刑された頃から様子が変わり、北朝鮮は中国をあてにしなくなりました。以下、ビジネスジャーナルによりますと、
「13年9月、ロシアと北朝鮮の国境でハサン(ロシア)と羅津(北朝鮮)を結ぶ鉄道が開通しました。ロシアのレールの幅は広く、北朝鮮のほうは狭いんですよ。そして、鉄橋は1つしかない。そこで、狭いレールの外側にロシア規格の広いレールを敷いてつなげたのです。同時に、北朝鮮の羅津港がロシアのお金で整備されました。そして、開通から3カ月後の12月、北朝鮮ではナンバー2で中国寄りの張成沢(チャン・ソンテク)が処刑されました」(同)
ナンバー2になった崔竜海(チェ・リョンヘ)が14年11月にモスクワに行ってプーチンと会っています。このとき、崔はプーチンに金正恩の親書を渡しています。
北朝鮮は完全にロシアにシフトしていき、ロシアの新聞には『事実上の軍事同盟を結んだ』とも報じられています。15年5月に北朝鮮の人民武力相の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)が、金正恩が出席する行事中にうたた寝をしていたということで処刑されました。その3日前まで、彼はモスクワにいたんですよ。そこで、ミサイルの買い付けに失敗した。それが処刑の真相です
この他にも、
- 14年頃から、北朝鮮ではルーブルが使用できる。シベリアの小さな銀行に北朝鮮の口座があり、そこにマカオからお金が流れている。
- 北朝鮮の労働者が3万人くらい極東ロシアに入っていて、ロシア側は1日7000円という高給で雇っているが、その大部分が北朝鮮国家に搾取されている。ちなみに、400円を残して搾取した場合、国は一日に、1億9800万円、一日に稼ぎ出していることになる。
- 金正恩暗殺にもロシアの影響がある。
- 北朝鮮によるミサイル発射はロシア主導で行われている。
- トランプ政権はロシアのプーチンが産んだもの
- 選挙時のロシアのサイバー攻撃も本当
- ロシアは、クリミア併合以後、経済封鎖を受けて中国に近づいた。
- これを快しと思わなかったトランプが露中の仲を裂こうと米中首脳会談の際にシリアに攻撃した。
- 習近平はこれにただただ首を縦に振っただけだった。プーチンはこれに大変怒って、露中の関係は悪化した。
- 中国主導の一帯一路について、プーチンはピアノを弾いて皮肉ってみせた。調整が出来ていないピアノのようだと。結局、インドが参加しないで一帯一路は成り立たないという皮肉である。
- ロシアは一帯一路を冷ややかに見ている。
- ロシアが金正恩にミサイル発射をさせているのは、ロシアの経済封鎖を解かせるため。
金正恩にとって経済圧力はたいしたことはないですが(何故なら、北朝鮮は国民から国家が搾取して成り立っている国だからです。)、ロシアはそんなことはありません。やはり経済封鎖が解けることが嬉しいに間違いないのです。
などなど、分かりやすい話が多かったですが、いくつか疑問を感じました。
- プーチンによってトランプ大統領が誕生したとすれば、もう少しトランプ大統領はプーチンに気を配ってよさそうであるのに、中国とロシアの仲を裂くのは少々おかしいのでは。
- 金正男の暗殺にロシアが絡んでいるということでしたが、今までの報道でロシアは出てこない。
- 北朝鮮への圧力という面でロシアの選択肢が取りざたさせることがほぼない。
こういう矛盾点を考えると、金正恩はロシアよりの政策を行っている点については同意しうるも、現在どれだけロシアに依存しているかは少々疑問に思います。
いずれにせよ、ロシアは北朝鮮を経済封鎖を解くための道具につかいたいだけで、経済封鎖が解ければいかようになっても構わないという考え方のようです。
スポンサードリンク
ロシアが見ている北朝鮮の今後
北朝鮮については、最悪米中韓の戦争、つまり第3次世界大戦の始まりがあり得ると考えられています。
北朝鮮は最終的に米中露により三分割されて統治されるという考え方です。
このようなシナリオにならないことを望みます。
スポンサードリンク